早期治療が重要!
皮膚トラブルに気づいたら、すぐにしっかりとした治療を行いましょう。かゆみは、炎症が起きている間は続きます。従って、強い抗炎症作用を持った薬で炎症を抑える必要があります。
湿疹・皮膚炎によって、かゆみを感じると、ついかきむしってしまいますが、皮膚をひっかくこと自体が刺激になって更にかゆみが生じ、「かゆいからかく、かくことで更にかゆくなる」という悪循環が起こります。
強くかくと皮膚が赤くなり、ひっかき傷ができます。長期間にわたってかいたりこすったりすると、皮膚が厚くなり、硬くてゴワゴワした状態になります(苔癬化)。
こうして治療を怠っている間に、かきむしった場所から雑菌が繁殖する事が、症状の悪化やトラブルの長期化を招く原因になってしまうのです。
そこで、かゆみなどの症状が出たら早めに対処する、「早期治療」が大切です。医師や薬剤師に相談して、症状にあった薬を選ぶようにしましょう。その際、ステロイド剤の使用を検討してみるのも良いかもしれません。
でも、まずは何より、お肌を清潔にして、「かかない」ことが大切です!症状を早く治すためのポイントは原因を取り除くこと ・かかない(新たな刺激を与えない)ことつまり、炎症の悪化サイクルを断ち切ることが、症状を早く治す近道といえます。